に行ってまいりました。

通し狂言(歌舞伎の演目をノーカットの状態で上演するもの)でしたので休憩時間を入れて4時間超え!!幕間に「劇場式ソフトクリーム」をいただいたりしながら秋の休日を過ごしました。

「伊勢音頭恋寝刃(いせおんどこいのねたば)」は今から200年ほど前の伊勢が舞台のお話で、家宝の刀とその鑑定書(折紙)を売っちゃったり無くしちゃったり、必ず取り返さなくっちゃいけないんだけど敵にものすごく邪魔されて、挙げ句の果てに恋人の遊女との別れ話にまでもつれ込み、破れかぶれになった主人公がうっかり人を斬っちゃって、勢いがついて連続9人の殺傷事件となり(しかしこれを”妖刀のせい”とするあたりがまたゆるい)、それでも最後に無くした刀と折紙を取り戻し、ついでに恋人とも仲直りして幕。という歌舞伎らしいというか(笑)でも実際に起きた事件を題材に書かれたお話なので、人の気持ちや機微がよくわかりぐいぐい舞台に引き込まれました。それでも突っ込みどころ満載で「あ!!それ違うし!」「ちょっと!後ろ見て、うしろ!!」と、あっという間の4時間でした。

今月東京ではが3か所で上演されています。古典から新作まで、役者さんたちが大活躍です。ぜひ芸術の秋を味わってみてください。
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