先日スーパーに野菜を買いに行った時の話です。

買い物を済ませ出入り口を出たら、なんとも美しい百合の香りに包まれました。

すぐそばにスーパー常設の花のコーナーがあるので、そこから漂ってきたんだわ、、と近づいてみましたが、、百合らしき花はなく、「あれ確かに百合の香りだったんだけどなあ、、」と不思議に思いながらも、両手に野菜や果物をいっぱい抱えていたのでそのまま立ち去ろうとしました。

でも、何かが気になってもう一度振り返ったのです。

すると、仏花の花束のバケツの中に埋もれ、無造作に押し込められた百合の花が2本、目に飛び込んできました。

「あ、、カサブランカだ、、、」

大好きな花なので思わず近づくと、、

セロファンについた値札には、「見切り花 100円」の文字が。

 

 

よく見ると、白い花びらにオレンジの花粉があちこちについて汚れています。きっと見栄えが良くなくて売れ残ったのでしょう。

 

でも、「見切り花」っていう値札の冷たい言葉に心が痛みました。

 

おそらくこのまま売れずに処分されるのだろうなあ、、と思ったらなんだかいたたまれなくなって、、、

その2本をバケツから取り出し、もう一度レジへ。

 

家でよく見てみると、立派な枝には蕾もいくつか残っています。

開花の順番待ちをしている蕾たちがなんとも愛おしくて、、

「蕾全部が咲ききるまで我が家で過ごしてねー」と

丁寧に水切りをし、汚れた花粉をウェットティッシュで拭き取り、折れた葉っぱを取り除いて、一番お気に入りの花瓶「ヴィンテージバカラ」に生けました。

お気に入りのものはプラスの気を纏っているので、よりお花を元気付けてくれるはず。

すると、次の日、そしてまた次の日、、蕾がどんどん開き始め、香りもより勢いを増してくるではありませんか、、、

 

売り場のバケツの中で「見切り花」として押し込められていたあの姿とは別人ならぬ別花、、女王「カサブランカ」のオーラが全開で、ここ数日、仕事帰りの私を癒してくれてます。

 

切り花にも心があるのですね。気持ちが通じるって本当に嬉しいこと。あー連れて帰ってよかった。

最近のささやかで嬉しい出来事でした。