忙しい時、もう1品ほしい時に助かるからと、おかずを作りおきしている人も多いはず。さらに冷凍しておけば、長く保存もできて便利ですよね。そんなとき、保存容器やジッパーつきのポリ袋に入れていませんか? これをオーブンシートに替えて1人分ずつ包むだけで、フライパンで温める時もするりとはがれてストレスフリー! また電子レンジの時はシートごと器にのせて温めて、食べ終わったら紙ごと捨てればいいので、洗い物が簡単! といいことだらけに。
これは料理家の上田淳子さんが、離れて住む義父の食事のお世話をすることになったことがきっかけで生まれたアイデア。それまでもおかずを冷凍保存していたものの、必要な分だけ器に移すのもひと苦労。そこでオーブンシートを使ってみたところ、思っていた以上に便利なことを発見。さっそくレンジで温めるだけのおかず、フライパンで焼くだけのおかずのレシピを生み出したそう。

 

このアイデアは、遠く離れて住む家族へのお届けごはんはもちろん、ふだんの作りおきにもおすすめ。今回は著書から“レンジでチン”のレシピを紹介してもらいました。
 

食べる時はフライパンで焼くだけ!
豚ヒレ肉のマーマレード焼き

 
 

肉に薄力粉をまぶしてうまみを閉じ込め、たれも絡みやすくしておくのがポイント。

 材料(2人分) 

豚ヒレ肉……200g
マーマレード……大さじ2
しょうゆ……小さじ2
塩……少々
薄力粉……適量
サラダ油……大さじ1/2

 作り方 

1.豚肉は7㎜厚さに切る。塩をふり、表面に薄力粉を薄くまぶし、サラダ油をからめる。
2.マーマレードとしょうゆを混ぜ合わせる。
3.2枚のオーブンシート(30cm角)に1を等分に重ならないように置き、2を上面に塗る。
4.手前、左右、奥の順にシートを四隅を折りたたみ、包む終わりは折り目にしっかりと入れ込む。シートをポリ袋に入れ、冷凍する。

食べる時は、凍ったままシートをはずしながら、マーマレードを塗った面を上にして、フライパンに入れる。ふたをして弱火で5分ほど蒸し焼きにする。溶けてきたらふたを取って肉を返し、焼き色がついて中心に火が通るまでさらに2分ほど焼く。

上田 淳子(ウエダ ジュンコ)

神戸市生まれ。甲南女子短期大学卒業後、辻学園調理師技術専門学校入学。同校の西洋料理研究職員を経て渡欧。スイスのベッカライ(パン屋)を始め、フランスの三ッ星レストランやシャルキュトリー(ハム・ソーセージ専門店)などで修業を積み、帰国後は東京のサロン・ド・テでシェフ・パティシエとして勤務する傍ら、料理家として活動。大学生の双子の男の子の母であり、自らの育児経験と知恵を生かした作りやすい家庭料理のレシピが好評。子どもと家族の“食”に関する活動を行い『』(自由国民社)、『』(主婦の友社)、『』(文化出版局)など著書も多数。

 

著者 上田 淳子 講談社 1300円(税別)

たちまち重版!
離れて住んでいる親に子どもに、また作りおきにも便利と評判です。
数年前、著者の義理の母が入院。遠く離れて住む義理の父の食事をどうするかと困った事態に。そこで、料理ができないお舅さんのために考えたのが、クール宅配便で送れる冷凍おかず。作るのが簡単で、冷凍してもおいしく、栄養もあるおかずを多数考案するうちに、自分や一緒に暮らす夫や大学生の息子たちのためにも役立つことに気がつき、冷凍庫にストックするように。
自分が忙しい時でも、レンジでチンまたはフライパンでさっと焼くだけでいいので、家族のごはんを心配することもありません。

冷凍保存に使う容器は、保存袋だと取り出す時に扱いにくい、コンテナ容器だと洗うのが面倒……ということでオーブンペーパーを使うことに。
食べる時に食材がつるんと取れて扱いやすい、お皿にそのままのせればお皿も汚れない、と最適です。

自分のためにも、同居の家族にも、離れた家族にも、好みや体のことを考えて作っておける「作りおき冷凍ごはん」。持っていったり、送ったりもできる「お届けごはん」としても大活躍の、家族の絆を深めるレシピ集です。

のほか、料理、美容・健康、ファッション情報など講談社くらしの本からの記事はこちらからも読むことができます。

写真/嶋田礼奈(講談社)

 

出典元:

第1回「冷凍保存OK!「サーモンとブロッコリーのレモンバター蒸し」のレシピ」はこちら>>