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50代からのおしゃれ学。抜け感をつくる秋冬着こなしアイディア3

自分の定番スタイルは決まってきているし、体型が変わってきて着る服は似た形ばかり……という人も多いはず。年齢にこだわらず、自由にファッションを楽しむコツは何なのでしょう? 服飾ディレクターの岡本敬子さんのファッションには、彼女なりのルールやコツが散りばめられています。岡本さんのスタイリングをアップデートさせるアイデアとは?

着こなしアイディア① 袖口をロールアップ

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「Tシャツの袖やパンツの裾をロールアップするテクニックと同様に、秋冬はコートやジャケットなどのアウターの袖口もロールアップしてみてください。重ね着が増える秋冬こそ、こういったちょっとした小ワザがとても大切。秋冬は薄い素材をレイヤードして防寒することが多いのですが、コートの袖口をロールアップすることで下に重ねた服が袖口からのぞき、アクセントになります。また、もこもこと着ぶくれしがちな秋冬こそ、ロールアップで手首をのぞかせることで全身が軽やかに見える効果があります」
 

着こなしアイディア② 色を差す

 

「グレー、ネイビー、ブラック、ベージュ……どうしても暗い色でまとまってしまいがちな秋冬。だからこそ、意識的に色を差し込んでみましょう。このスタイリングでは、黒スタイリングに淡いピンクのコート、そして濃いピンクのグローブを合わせました。これは色を差すというより、むしろ色を引き立たせたくて、他を黒でまとめたコーディネイトですが、どちらから発想しても良いとは思います。カラーアイテムを身に着けることに自信がない方は、グローブ、ストール、帽子など、小物で取り入れてみてはいかがでしょうか」


着こなしアイディア③ ワントーンコーデは「質感」を重ねる

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「40代後半から好きになった、ベージュ。攻略できたコツは自分に似合う色味と濃度を見つけたから。ベージュに苦手意識のある方は、たくさんのベージュをあてて鏡をのぞいてみましょう。私は、たくさんのベージュの中からモカとグレイッシュなスモーキーベージュなら、自分の顔がしずまずに、パッと明るく見えることに気づきました。ベージュだけではなく、グレーも同じです。濃淡だけでなく青みより赤みより、たくさんのグレーがあります。そして、全身をワントーンでまとめる時は、ワントーンの中に質感で奥行きをつくるとのっぺりと見えません。ニット・スウェット・ツイード・レース・コットン……などなど、素材違いをかさねていくと、ワントーンスタイリングに表情があらわれます」

岡本 敬子

アタッシェ・ド・プレス、ディレクター。文化服装学院スタイリスト科卒業後、スタイリストオフィスに入社。その後、大手アパレル会社のPR部門にて国内外のブランドのPRを担当。独立し、アタッシュ・ド・プレスとして複数のブランドを担当しながら、2010年に自身のブランド「KO」を立ち上げている。現在はにて「KO」ラインを、千駄ヶ谷のショップのディレクションも手がける。:

 

岡本敬子 著 光文社 1500円(税別)


流行りのものを追うだけが、お洒落じゃない。着心地が良くて自分が本当に愛せるものを、いつでも気持ちよく身にまとう。そんな大人は、いつだって楽しそうで、かっこいい。ファッション業界にもファンを多数持ち、あこがれの的であるアタッシェ・ドゥ・プレス 岡本敬子さんによる、初のスタイルブックがついに完成しました。天気や日差しによって着るものを決める。色や柄は大胆に使う。小物をピリリと利かせる。動きやすく快適、だけど上品。めくるめく敬子流コーディネートをたっぷり詰め込んで、ページをめくるたび、ファッションがもっと好きになる1冊です。

文/柿本真希
撮影/馬場わかな

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