親友が雑誌を創刊。働くママのための雑誌です。そのが先日発売されました。テーマは『旅育』。編集長の彼女が書いた文章をまずは紹介させてください。

表紙は彼女がずっと大好きなアーティスト、Chara。我が友の仕事ながら、「彼女が示したいママ像を表現した良い表紙だなぁ」と思います(笑)。働くママたちの(それは日常の延長線にあるかのような!)旅とその子供たちとの関係性がたくさん取り上げられています。なんと我らが大草ディレクターも登場。


 “子供のそばにずっといてあげられない”という
罪悪感にさいなまれている働くママは決して少なくないと思う。
「ママ行かないで」という子供の手を離さなければいけない時は、
大げさでなく涙が出てくるし、大声でわんわん泣けたら
どんなに楽かとさえ思ってしまう。
子供が3歳になったある日、家族で海に行った。
その時は仕事を完全に忘れ、iPhoneも必要最低限しか見ず、
ただただ思いっきり子どもと遊んだ。
その数日間は子どもの目だけを見て、めいっぱい抱きしめて、
「ちょっと待って」
この言葉はついに一度も私の口からは出なかった。

休みが終わればいつもの日常。
でもその日は朝から何かが違っていた。
自分で靴下をはいて、カバンを持って、
「行ってくるね」というその顔に、旅行前の弱さはなく、
凛とした、でも子供らしい強さと自信が垣間見えたから。
パパはパパ。ママはママ。そして自分は自分。
そんなことをいつの間に会得したんだと、これまた母は泣きそうになる。

毎日ずっと一緒にいられたらいいのか、もちろんそのメリットは大きいだろう。
でも、一緒にいられないからこそのメリットも必ずある。

ただなんとなく一緒にいる一か月より、
がっぷし向き合って過ごす濃密な1週間のほうが
絆が深まり、お互い成長できることもあると実感したから。

“旅育”
働くママにとって、これ、ハンパないです。
 

 

私には子供がいません。正直、ママになったとたん「なんだか遠くに行ってしまったなぁ」と感じる人はこれまでにたくさんいました(もちろん相手もそう思っていることでしょう)。恋愛話に付き合わされて、寝不足になった朝は数えきれないほどあるけれど、彼女は母となった今でもその頃と何ら変わりがないのです(と言ったら怒られるかな?)。本当に稀有な女だと密かに尊敬しています(直接伝えたことはありません笑)。

いろいろ紆余曲折があった彼女も今では一児の母。明け方まで夜遊びしたり、旅行をしたりしていたあの頃、彼女がママ雑誌を創刊するなんてまったく想像できませんでした。そうそう、妊娠を聞かされたのは、平日、互いの仕事をさぼって(!?)ふたりで出かけた一色海岸の海の家でしたっけ。

「節約系のナチュラルほっこり系でも、他のママとはりあうようなセレブ系でも、働くことをことさら強調するワーキングママ向けでもないママ雑誌がつくりたい!」。まだまだ幼い乳飲み子をかかえながら、フリーランスとして働く彼女が突然宣言しました。“母たるものこうあるべき”という既成概念にとらわれない“ありのままの自分”でいられるママ雑誌があってもいい。自分のような働く女性をもっと肯定して、応援したい。そんな思いでママ3年目の親友は奮闘しています。

「ママ行かないで」と言われた時に、どう子供と向き合うか――もちろん正解はひとつではないのだと思います。ママの数だけ、子供の数だけきっと正解はある。だから、惑う。それでも、世の中のママたちが働く自分を否定することなくポジティブで自分らしくいられるように。

私もミモレ編集長として真剣に考えていきたいテーマだと思っています。

今日のお品書き
神田さんのコラムは、ストレスについて。精神的ストレス、体の不調、生活習慣の乱れ……なんだかストレスを感じていても、自分のカラダが何をストレスと感じているか考えたことはありますか? 最近、ぐっすり眠れていないと感じている人は必読ですよ!