関西の豪雨、北海道の地震から一週間あまりが経ちました。日に日に東京での報道の時間は短くなってきましたが、被害を受けられた地域の方々が日常を取り戻すにはどれほどの時間とお金を要するのでしょう……。今年は、本当に天災、災害が日本各地で続いていて、家が崩れ落ちたり、車ごと流されたりといった映像が何度も何度も流れて胸がふさがれるようです。

私自身、大きな災害にあったり、なにかトラウマがあるわけではないのですが、そういった映像を目にするのがじつはとても苦手で、そっとテレビを消してしまいます。今日はそんなメンタルについて解説した本をご紹介したいと思います。

少し前に訪れた京都も大雨の後の荒れる川に恐怖を感じました。 。

最近は、スポーツ界のパワハラ問題も連日のニュースで取り上げられていますね。中学生の女子が屈強な男性コーチに力いっぱい引っぱたかれる映像や再現イラストなども何度も流れて、テレビやネットを見た後は、目の奥に何度も残像が流れてしまいます。

もちろん被害を伝える報道のインパクトという意味では必要だと思うのですが。いつからこんなに世界は暴力的で、そしてそういった映像であふれるようになったのでしょう。

こういった現実から目をそらして、楽しい一面だけを享受して、嫌なものは見ないようにする自分をうしろめたく思っていたんです。でもそれは、性格・性質ではなくて、脳の神経システムによるものが大きいということがこの本に書かれていました。

武田友紀さんの『』。本屋さんの平台にも積まれていて今話題の本です。 「HSP(とても敏感な人)専用のカウンセラー」として活躍する武田友紀さんによる初めての書籍だそう。

私自身は、「自分は繊細な人だ」とはあまり思っておらず、むしろ図太い、ハートが強いほうだと思っています。人前でしゃべったり、知らない人ばかりのパーティに参加したりはぜんぜん苦痛ではないんです。(学生の頃は苦手だったので、社会人になってから訓練された部分もありますが…)

しかし、この本にある

・換気扇や空調の音などが気になる
・まわりに機嫌が悪い人がいると緊張する
・空腹になると集中できない
・辛いものが苦手
・匂い、音、光がすごく気になる
・アウトドアが苦手(環境が変わる、リスクがある環境を楽しめない)


など、とても当てはまるものが多かったです。

「光や音などの刺激を受けたときにどのくらい神経システムが高ぶるかは、人によって違っていて」、本書にあったアーロン博士によると、繊細な人とそうでない人は「脳の神経システムの違いによる」ものなのだそうです。

強い光、音、辛い、暑いなど同じストレスにさらされたときに、神経の高ぶりをもたらす脳内物質の分泌が多いか、少ないか人によって違いがあるそう。

つまり「心」というより「脳」の問題なんですね。
性格は優しいけど脳は神経が鈍い非・敏感さんもいるかもしれないし、詐欺師や犯罪者の中に脳の反応は鋭い敏感さんもいるかもしれないですね。

じつは私、病気の話も苦手で、このくらいの年齢になると、女が4人集まれば、婦人科系の病気や検診の話になりがちで……。食事中にけっこうなディテールの話をされるともう食べられなくなってしまうほど気が遠くなってしまうのですが、「今その話しなくても……」とはなかなか言えず。その体験談を「大変だったね」「よくなってよかったね」という気持ちで聞けないのは、自分の心が狭い、共感力がないと密かに思っていました。

本書には「繊細さんの特徴は『感じる力が強い』という一言に凝縮されます」とありました。

自分の痛みに弱い人は、“想像する痛み”にも弱くて、ストレス状態になってしまうのかもしれません。むしろ共感力が高すぎる!と自信をもつことにしよう(笑)と思いました。

繊細さんは生きにくいことばかりではなく、悪いことにもよく気づくが、よいことにも気づきやすい。人が見過ごすよい気配も感じ取れます。ストレス刺激への弱さを無理に直そうとせず、ポジティブなことも感じやすい点を生かして「元気な繊細さんを目指しましょう」とありました。

もし、細かいことに動揺しすぎる自分に嫌悪感を感じている方や、許せないことが多くて生きづらいと感じている方、そしてまわりにそんな人がいて対応に困っている方も、ぜひ読んでみてください。

ではではまた~。違った精神系の本もまたご紹介しますね。